今年もリオ・サンバカーニバルが始まりました!
リオだけでなく、サンパウロ、サルバドールも開催されています。
今週のブラジルはまさにカーニバル一色です!
カーニバルは本来、キリスト教のイースター前のレント(四旬節)という食事を節制する期間を前に、食べ納めをするお祭りです。
通常、2月から3月初めの週末を中心に、金曜から月曜まで4日間にわたって開催されます。
リオのカーニバルは18世紀ごろに始まり、サンバを中心に徐々に規模を拡大していきました。
期間中は街中が熱狂に包まれ、大小のパレードやストリートバンドがあちこちの通りで見られます。
メインは審査員によるコンテストが行われるサンボドロモ(サンボードロモ)でのパレードです。
国内トップクラスのサンバ・スクールによるパレードは、デザインから建設まで一年かけて準備されるという豪奢な山車を中心に、
ダンサーやミュージシャンによる華麗なパフォーマンスが繰り広げられます。
メインパレードが行われるサンボドロモ(Sambodromo Marques de Sapucai)は、1984に建設された、サンバのためのスタジアムです。
カーニバル時には幅13m,長さ700mのセンターステージが合計数万人にもおよぶダンサーや山車で埋め尽くされます。
★★リオサンバカーニバル 日程★★
時間は夜9時からスタートし、翌日の明け方まで続きます。
各チームはそれぞれ数千人にもおよぶ参加者と、数台の山車で構成されます。
人数の多さと規模の大きさにはそれだけで圧倒されますが、演者・ダンサーにはそれぞれ役割と意味があります。
まず、カーニバルのキングと、チームの中から美しさで選ばれるクイーンがいます。
クイーンの次点だった女性たちはプリンセスになります。
チームの先頭には12~15人のグループが個性的な衣装と振り付けで観客の目を引きつけ、山車の周辺では同じ衣装で揃えた20~100人のグループが踊ります。
また、チームの大事な旗を持つ女性と彼女を守る男性のペアはエレガントなダンスが魅力です。
さらに200人からなる打楽器隊(バテリア)も、サンバの重要なポイントであるリズムを力強く演奏します。
サンバを踊るのは若くてスタイル抜群の女性たちというイメージが強いですが、パレードには老若男女が参加しています。
なかでも、スペシャルグループでは80人以上必要とされるバイアーナという役割があり、こちらは年配の女性たちによって構成されています。
彼女たちは伝統的な衣装を身に着けてサンバの歴史を表すとともに、長くスクールに貢献してきたことで尊敬を集める重要な存在です。
今年の優勝はどのチームになるでしょうか!